取材・文: Genius Japan | 翻訳 @YUKWORLD | 11月25日 2024
2024年5月、Aぇ! group は CD デビューを記念して大阪の道頓堀の船上にサプライズ登場し、当日はイベント告知から1時間で7000人以上を動員した。Aぇ! group は、正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、佐野晶哉の5人で構成されており、メンバー全員が関西出身である。
2019年の結成以来、根強い人気を誇っており、2023年には関西ジュニアのデビュー前のグループにもかかわらず、全国12都市44公演を回る大規模なツアー「Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023」を開催した。
音楽のみならずグループとして様々なイベントを自主制作し、ファンを楽しませることができるのも彼らの強みである。2024年12月4日(水)に Aぇ! group のBlu-ray&DVD盤『Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~』がリリースされることを記念して、11月8日(金)に YouTube ライブ配信イベントが開催され、ライブ映像に収録されているオリジナル楽曲18曲の中からファンが最も見たい楽曲に投票した「あなたが1番見たいAぇLIVE」の TOP 10 が発表された。
Aぇ! group はドキュメンタリーシリーズの第二弾を発表をした。全国8都市で37万人を動員したデビューツアーの模様に密着した動画「BORDERLESS Aぇ! group デビューツアーの裏側」が、国内では11月28日(木)から、海外でも順次 Netflix で独占配信される。
Genius Japan は Aぇ! group のメンバーと話せる素晴らしい機会を得ることができた。メンバーの想いや今後のビジョン、ニューシングル Gotta Be の裏話、そして Genius ならではの楽しいエピソードもお楽しみ下さい!
── Ae! group こんにちは! Genius Japan の取材に答えてくれてありがとうございます。読者の皆さんに自己紹介をお願いできますか。
小島健: こんにちは! Aぇ! group のスーパーリーダーの小島健です。僕のアピールポイントは、とてもとてもクールな所と心を落ち着かせる穏やかな声のトーンです。
佐野晶哉: 僕の名前は佐野晶哉です。バンドではドラムを担当しており、7年程、演奏しています。音楽が大好きで歌うことも楽しんでいます。よろしくお願いします!
正門良規: 僕の名前は正門良規です。僕らのグループの強みやユニークな点は色々なことをやることにあり「何でも屋」というのが僕らのアイデンティティであり、テーマでもあります。ライブでは、お笑いや歌、ダンスを取り入れていますし、僕らは楽器を演奏してバンドとしても活動しています。その中でも個人的にとても大切にしている楽器は、ギターで中学生の頃からずっと弾いています。グループとしての活動においても、人生においても、とても大切なものになっていて本当に嬉しいです。これからもギターの腕を磨いていきたいですし、日本のアイドルであり、グループのメンバーでもある、素晴らしいギタリストとして覚えてもらえたら嬉しいです。
草間リチャード敬太: 僕の名前は草間リチャード敬太です。Aぇ! group ではサックスを担当していますが、最近はベーシストも担当しています。後者は、まだ1年も経っていませんが、ベストを尽くすようにしています。僕はルーツが混ざった唯一のメンバーでもあります。
末澤誠也: 僕の名前は末澤誠也で、Aぇ! group の中で最年長のメンバーになります。僕の長所のひとつは高音域で歌えることなのでバンドで演奏するときは、僕がボーカリストの役割を担い、特にロックナンバーを演奏するときに発揮されます。
── まずはニューシングル Gotta Be のリリース、おめでとうございます!ファンが Aぇ! group の音楽に没頭する中で、このシングルに込められたインスピレーションと、このシングルがどのように生まれたかについて、もう少し話していただけますか。
正門良規: デビュー・シングルの 《A》BEGINNING は、かなりヘビーなロック・サウンドで大きな反響がありました。ジュニア時代からロックとか、そういうスタイルは大事にしてきましたし、僕らはアップビートでハイエナジーなロックナンバーがキャリアを始めるのに相応しいクールなものになるのではないかと思い、じっくり話し合いをしました。その一方で Aぇ! group は常に新しいことにチャレンジをしていて、それを反映した曲も沢山あります。この 2nd シングルでは人々を勇気づけるような高揚感のある曲を作りたかったのです。2番目の歌詞には僕ら音楽に対する想いや伝えたいメッセージが込められていて、その視点の違いがリスナーにどう響くのかが興味深いです。
── このシングルは4形態でリリースされましたが、全ての形態に Gotta Be と Never End が収録され、それぞれのカップリング曲も収録されています。各メンバーがこのシングルの中で一番好きな曲と、あなたにとって特別な理由は何ですか。
佐野晶哉: 僕の好きなカップリング曲は Never End です。僕が主演したドラマ「離婚後夜」の主題歌でもあります。Aぇ! group がこれまでにやったことのないようなバラードで、手の届かない愛を叫び、それでもなお希望を持ち続ける儚いラブソングのような曲です。それぞれの歌声がとてもよく出ていて、僕はこの曲が本当に大好きです。
小島健: 僕のお気に入り曲は Say Aぇ! です。凄くいい曲でライブ中のコールアンドレスポンスに最適だと思います。初めてのコンサートでも、もちろん楽しめますが、事前に曲を覚えておくと、さらに楽しめると思います。それに加えて、歌詞もシャウトしやすくて大好きです。アニソンっぽい雰囲気もありますし、聴いているだけでも楽しいと思います。コンサートで披露するのが本当に楽しみです!
正門良規: ジュニア時代から歌っていている アエテオドル という曲は、僕らが2番目に貰った曲です。このシングルのB面選曲はかなり悩みましたが、何年もかけてファンに愛される曲になりましたし、僕らが言うのも変ですが隠れたテーマソングのようなものです。この曲は多くの人に愛されている曲なので、デビュー後に生バンドでレコーディングし、ボーカルも以前のものから録り直しました。楽器がメインになったことで、まさに Aぇ! group 独自のカラーが発揮された感じです。
草間リチャード敬太: 僕のお気に入り曲は Neon Light です。 この曲は僕が今までやった中で一番ラップが速く、曲全体のテンポもすごく速かったです。末澤がタップダンスを踊るところもあって、エンターテインメント満載の曲です。
末澤誠也: ジュニア時代に考えていた RED ZONE という曲が好きです。その時点では自分たちの実力が十分ではなかったので、いつかやりたいと思っていました。デビューをして曲も振り付けもクオリティが上がったので、ディスコグラフィーの仲間入りを果たしました。この曲をライブで披露できる日が本当に楽しみです。サビがキャッチーで歌いやすく、今までの Aぇ! group にはない曲なので、みなさんも一緒に歌ってもらえたら嬉しいです!
── グループのデビューまで遡ります。5月に STARTO ENTERTAINMENT から《A》BEGINNING. をリリースした最初のグループです。このアルバムの制作過程はどのようなものでしたか。
Sano: ミュージックビデオの撮影は本当に楽しかったです。自分たちだけのミュージックビデオを作るというのは、ジュニア時代から追い求めていた夢だったので、ついに《A》BEGINNINGでそれを実現できたのは素晴らしいことです。撮影の規模や関わったスタッフの数、そして全体的な努力はこれまで経験したことのないもので、結果には本当に満足しています。みんなの努力のおかげで本当にパワフルで素晴らしいミュージックビデオを作ることができたと思います。
── 僕らは SUPER EIGHT のメンバーである横山裕と大倉忠義が、Aぇ! group のメンバー指導やイベントプロデュースをしていたことを知りました。彼らが Aぇ! group に与えた精神的な影響は何ですか。
正門良規: 僕らにとって恩人のような存在です。この2人の先輩がいなければ、このグループは存在しなかったです。今こうしてインタビューをしていることすらなかったと思います。横山くんは僕らの能力を信じてくれて『お前たちがこれで食っていけるようにしてやる』と言ってくださりました。先輩方のお力添えがあってこそ、僕らは本当にアイドルでやっていけるようになったのです。全てに心から感謝しています。
── デビュー以来、アイドルグループとしてだけでなく FILAのブランドアンバサダーや劇場でコメディの演出など、様々な分野で大活躍のみなさんですが、他の男性アイドルグループとは違う Aぇ! group の強みは何だと思いますか。
佐野晶哉: Aぇ! group の強みはコメディがあることです。世界中にはシンガーやダンサーが沢山いて、バンドが混じっているのは珍しいかもしれないですが、そんなことはないです。その上に関西の「なにわ」の雰囲気が加わります。僕らは昔から人を笑わせるのが大好きで、関西ジュニアの番組を知っている人もいると思います。コンサートではコミカルな曲もあるし、それぞれがオリジナルのキャラクターを持っていて、子供っぽいスタイルでパフォーマンスをするときもあります。音楽に対して真摯に向き合いながらこれほどコメディの要素が強いグループは、そうそうないと思います。
── Netflix のドキュメンタリー・シリーズ BORDERLESS によると、Aぇ! group の中にはグループが結成される前に、一度は事務所を辞めようと考えたことがあると告白している人もいます。ジュニア練習生として困難を乗り越え、デビューを果たした原動力は何ですか。
末澤誠也: それは僕のことです。僕はステージに立つことが好きですが辞めたいと思ったことがありました。 特に20代に入ってからは見られることに憧れていたし、仕事がない時期が長く続くようになると、目標を達成するために何か別の道があるのではないかと考えるようになりました。しかし、ある日突然コンサートやショー、撮影の話が舞い込んできて、考えていたことが一瞬にしてなくなりました。僕らの事務所は他にはないものだったので、尊敬する多くの先輩たちが育ててきたステージと同じものはないと思っていましたが、Aぇ! group が結成されたときに練習期間は無駄でなかったと目に見える形で示されたような気がしました。一緒にリハーサルをしたり、新しい仕事の打ち合わせをしたり、観客席を見渡して Aぇ! group を応援してくれる人たちを見るたびに、僕は他のメンバーを見て「物事が本当に一つになってきている。ここでなら本当に夢が叶うんだ 」と思いました。そしてその気持ちが僕にとってこれまで以上に強力な原動力となったのです。
── Aぇ! group の将来について少し話しましょう!Aぇ! group は2023年のイナズマロック フェスティバルで5万人の観客の前でパフォーマンスをしましたね。今後、Aぇ! group がアイドルグループではなくロックバンドに進化する可能性についてどう思いますか。
正門良規: しばらくはないと思います。一番若いメンバーの佐野は年を取ってもやり続けたいと言っていので、もしかしたら40年後になるかもしれないです。
末澤誠也: え?40年後?
正門良規: 僕らがみんなおじいちゃんになったら、感動的ではないんじゃないかな。
末澤誠也: その通りだよ。
草間リチャード敬太: それでも僕らは踊るのだろうか。
末澤誠也: 僕らが70歳くらいになる頃には、ロックバンドを結成したくなるかもしれないです。
正門良規: それまでは体が持つ限り踊り続けるつもりです。
── Genius ではファンとアーティストの絆を深めるための楽しい質問も用意しています。どんな麺がそれぞれの個性に一番合うと思うと思いますか。
小島健: 佐野はそうめんが一番合うと思います。そうめん自体には味があるわけではないが、味に影響されることがあります。彼は様々なスタイルを試すことができ、どんな環境にもシームレスに溶け込むことができます。
正門良規: リチャードは焼きそばだと思います。 彼らしい個性があるからです。
佐野晶哉: 焼きそばはボリュームもあります。
草間リチャード敬太: 様々な要素がミックスされているし、隠し味も沢山含まれています。
佐野晶哉: 正門良規は素うどんが合うと思います。
正門良規/小島健: なぜそう思ったのですか。
佐野晶哉: 素うどんは何も加えていなく、ただの麺にスープをかけただけのものです。誰もが望むシンプルなものであり、一番おいしく、一番食べたいもので、嫌いな人はいないです。まさにシンプルイズベストを体現していて、彼はその言葉にぴったりだと思います。
正門良規: 健ちゃんはパスタだと思います。
小島健: なぜそう思ったのですか。
正門良規: パスタのソースは、カルボナーラやバターソース、バジルソースなど色々あります。どれもパスタによく合いますが、日本には和風パスタがあります。小島はモデルでもあるから、様々な色やスタイルの服を着こなすことができる。彼はどんな要素にも溶け込むことができ、自分の味を持っています。
草間リチャード敬太: 他の麺類に比べて、パスタはしっかりしているので、小島は強くて頼もしいキャラクターですね。
正門良規: 末澤さんはそばが一番合うと思います。彼もとても気に入っています。
小島健: 末澤は納豆が好きで、毒舌で鋭いコメントをします。彼は高級ワインか納豆のように年を取ります。
正門良規: 蕎麦の比較はどうしたのか。
草間リチャード敬太: 子どもからお年寄りまで誰にでも親しみやすいもです。
末澤誠也: 本当に僕のことをそう思っているのか?
正門良規: あなたは熱くても冷めても美味しいです。
末澤誠也: どういう意味ですか。
正門良規: 一見すると「ちょっとクールで怖そうな人だな」と思うかもしれないです。しかし一緒に過ごすうちに、彼には温かく隠れた一面があることに気が付きます。そばのように二面性を持つ、クールな男なのです。
── アーティストとして音楽の趣味は多様でなければならないです。最近見つけたお気に入りのアーティストを教えてください。
小島健: 小学生の頃から The Blue Hearts (ザ・ブルーハーツ) を聴いていました。彼らは80年代のパンクバンドで本当に大好きです。最近、また彼らの音楽を聴くようになりました。ずっとファンで今も本当に楽しんで聴いています。彼らは沢山の曲をリリースしていて “TRAIN-TRAIN” や "Linda Linda." など海外の人でも入りやすい曲が多いです。しかし僕の人生を大きく変えた曲は、"Kiss Shite Hoshii' (キスしてほしい)"と少年の歌です。今でも聴いています。
── Aぇ! group はまだまだ興奮と謎に満ちた長い道のりを歩むことになると思います。将来の夢や目標についてお聞かせください!
佐野晶哉: 僕のドラマが放送されて、他のメンバーはそれぞれのプロジェクトに専念しています。僕らは世界中の様々な人たちと繋がれることを願っていて、アイドルに興味がない人でも好きになれるような多面的なアイドルグループを目指したいです。
正門良規: 僕らの強みの一つは5人の絆だと思います。だから YouTube をチェックして、音楽だけではない僕らの姿をもっと見てほしいです。僕らは肉体的に全力を尽くすことを恐れないし、バンドとして演奏することもできます。イナズマロックフェスティバルのようなフェスにもっと出たり、今後グループとしてやりたいことは沢山あります。そしていつかは5大ドームツアーを行い、末澤が40歳になる前に国立競技場で行うことが一つの目標です。
草間リチャード敬太: 僕らの強みは様々な角度から楽しんでもらえることであり、グループ名でも個人名でも日本中に知られるグループになりたいです。そしていつかはみんなで映画に出演できることを願っています!
末澤誠也: 僕ら個人や Aぇ! group についてよく知らない人はまだ沢山いますが、僕らはまだ始まったばかりです。僕らのデビューシングル《A》BEGINNINGはそれを反映しています。CDデビューの実現は僕らの夢の一つでありましたが、夢が実現するたびに新たな夢が形になっていきます。今すぐ全ての夢を実現することはできないかもしれないが、一つ一つ叶えていくつもりです。僕らは国や地域の枠を超えて動き、挑戦する集団になりたいです。自分たちの限界を超えて広く人々に自分たちの名前を響かせたいです。
小島健: 前にも言いましたが Aぇ! group の活動のどこかの地点で旅に出て、僕らのことを世界中に紹介したいです。 エンターテインメントには言葉の壁を乗り越える力があり、Aぇ! group はまさにボーダーレスだと信じています。時間がかかるかもしれませんが僕らの最終的な目標は、Aぇ! group が世界中に響くようにすることです。このようなインタビューや YouTube の動画は音楽だけでなく、僕らを知るための素晴らしい方法です!僕らの活動が世界中で共有され、評価されているのを目の当たりにすることは、前進し続ける自信に繋がります。
── 最後に Genius Japan の読者やファンのみんなにメッセージをお願いします。
正門良規: 関西の精神が世界と共有できるという事実は、僕らの自信を高める機会になりました。僕らは音楽やバラエティ番組、SNS 上の様々なツールで、ユーモアとテンポ感を大切にしていきたいです。自分たちが勢いをつけることで自分たちを評価してくれる人たちを引き寄せ、気に入った人の目に留まれば最高なことです。もし何かのきっかけで僕らの名前やパフォーマンスを知ってくれていたり、これを読んで僕らのことを知ろうとしているのなら、僕らの活動をチェックしてほしいです。日本に面白いグループがあると思ってもらいたいので、色んな人に僕らを推薦してください。ぜひお願いします!
写真提供は STARTO ENTERTAINMENT。無断での複写、改変、複製、配布を禁じます。
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